top of page

AIで、不要になるコンサル。必要となるコンサル。コンサルの仕事の中身は確実に変わる

20 時間前
読了時間: 3分
AIで、不要になるコンサル。必要となるコンサル。

「AIが普及すれば、コンサルタントはいらなくなる」 ここ数年、何度も聞いてきた話です。

ところが、今回発表された、米国アクセンチュア(Accenture)の決算は好調でした。AIがコンサル業界を駆逐するどころか、むしろ需要が伸びている。この結果を見て「なんだ、やっぱりコンサルは安泰じゃないか」と思った方もいるかもしれません。

でも、これは単純な話ではないと、自分は考えています。


AIを使うと、脳が疲れる

自分自身、毎日AIを使っています。調べもの、資料の構成、文章の下書き。作業のスピードは確実に上がりました。

ただ、使い込むほどに気づいたことがあります。 AIを駆使すると、自分の脳がものすごく疲れるのです。

AIは、こちらが聞いたことに一瞬で答えを返してきます。それも、もっともらしい答えを、いくつも。 すると人間の側には、「どれが正しいのか」「本当にそうなのか」「自分の会社に当てはまるのか」を判断する仕事が、次から次へと押し寄せてきます。

作業は減ったのに、判断は増えた。 これが、AIを使い込んでいる人の実感ではないでしょうか。


コンサルに残る価値は「判断」と「実行」

そう考えると、決算の好調ぶりも腑に落ちます。

企業がAIを導入すると、情報も選択肢も一気に増えます。しかし、それを自社の戦略に落とし込み、「何をやって、何をやらないか」を決めるのは、結局は人間です。 しかも、決めたことを現場で動かすのは、AIではなく人と組織です。

つまり、AIが代わりにやってくれるのは「調べる」「まとめる」部分であって、「決める」「動かす」部分は、むしろ重くなっている。 その重くなった部分を支えるのが、これからのコンサルの役割なのだと思います。


物流の現場でも同じことが起きている

これは、自分の専門である物流でもまったく同じです。

需要予測、配車計画、倉庫のレイアウト。AIやシステムが出してくれる答えは、年々精度が上がっています。 それでも、2024年問題でドライバー不足が深刻になる中、どの輸配送を社内に残し、どこを外部に任せるかといった判断は、経営者や現場の責任者が下さなければなりません。

AIは選択肢を出してくれますが、選ぶことはしてくれない。 そして、選択肢が増えるほど、選ぶ人の負担は大きくなる。

だからこそ、データを読み、現場を知り、腹を決められる人の価値は、AI時代にむしろ上がっていくと考えています。


AIで「楽になる」と思うな!

AIはコンサルを駆逐しませんでした。 でも、それは「これまで通りでいい」という意味ではありません。

調べてまとめるだけの仕事は、確実にAIに置き換わります。残るのは、判断し、決め、動かす仕事です。それはコンサルに限らず、経営者にも、現場のリーダーにも言えることです。

AIを使えば仕事が楽になる、と思われがちです。 でも実際には、AIを使いこなすほど、人間は「考える」仕事に集中させられる。 脳が疲れるのは、その証拠なのかもしれません。

みなさんは、AIを使っていて「疲れる」と感じたことはありますか?

※この記事はnoteにも掲載しています。

コメント


「物流話」に無料登録を!

Thank you!

物流人材育成のプログレスクラブ

© 2025- PROGRESS CO., LTD

  • Facebook
  • Twitter
  • Youtube
  • Instagram
  • Linkedin
公式LINE「物流人材育成のプログレス」
bottom of page