新業態アマゾン・グローサリー(Amazon Grocery)を視察
- hiroka35
- 8月11日
- 読了時間: 2分
更新日:8月29日
7月18−21日の4日間のシカゴ流通&物流視察研修では、2023年10月にシカゴ市リバーノース地区にオープンした、アマゾンの新業態店舗「アマゾン・グローサリー」を視察してきました。
アマゾン・グローサリーとは?
場所は、超高層ビル「ワン・シカゴ・ビルディング」の1階、ホールフーズ・マーケットの一角。
ホールフーズは2022年にこのビルの1・2階にオープンし、デリやベーカリー、地ビールのタップルームなどを展開しています。その中で、以前コーヒーバーがあった約106坪のスペースに「アマゾン・グローサリー」が入居しています。
ホールフーズでは買えない商品を補完
この店舗の特徴は、ホールフーズの企業ポリシーでは置かないナショナルブランドの商品を扱っている点。
コカコーラ、レイズのポテトチップス、ケロッグのシリアル、オレオクッキーなど、アメリカ人なら誰もが知るブランドが並びます。寿司やサンドイッチ、ドーナツなどのグラブ&ゴー商品も充実し、取り扱いは約3,500品目。まさにホールフーズの買い物を補う“ミニマート”です。

意外だったレジ方式
最新のアマゾン店舗といえば、自動決済システム「Just Walk Out」やスマートカート「Amazon Dash Cart」を想像しますが、ここでは未導入。
代わりにセルフレジ4台が設置されており、クレジットカードなどで決済します。現時点では実証実験の段階で、多店舗展開はまだ決まっていないとのことです。

リアル店舗での試行錯誤
アマゾンはこれまで書店、4スター店舗、アパレル店など様々なリアル店舗を展開してきましたが、多くは撤退しています。今回の「アマゾン・グローサリー」は、ホールフーズのブランド力を活かしつつ、その補完的な役割を担う新たな試みと言えます。
実際に訪れてみると、コンパクトながらも品揃えは的確で、「ホールフーズでは買えないけど欲しい」という商品が揃っていました。最新テクノロジーのワクワク感は少なめですが、生活者目線では便利さを感じる構成でした。
最新の小売業態に興味のある方は、次回の海外視察ツアー(ロサンゼルス 2026年3月20日(金)~24日(火))で一緒に体験しましょう。
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