定年後に成功する、55歳からの準備
- 角井亮一

- 6 日前
- 読了時間: 3分
新規事業を始めるとき、日本では「ゼロからお店をつくる」「まず看板を上げる」という発想が一般的です。
しかしアメリカでは、新規事業=すでにある事業をM&Aで買って始める のが主流。合理性と効率性を重視する文化の中で、開業準備の時間とリスクを最小にし、スピーディにスタートできる方法が浸透しています。
たとえば飲食店。ゼロから始めれば、準備に何カ月もかかり、立ち上げに失敗すれば設備投資が“まるごと損失”になります。一方、アメリカ式のM&Aで既存店を買えば、人材・設備・許認可・常連客まで手に入る。だから初期投資リスクを大幅に抑えられます。これがアメリカのM&A市場が伸び続ける理由です。
セミナー講師、顧問、飲食…定年後の選択肢とその落とし穴
日本では、定年後の働き方として「自分の経験を活かしてセミナー講師をする」「元発注先の顧問として働く」といった選択をする人も多いでしょう。
しかし、角井が強調したいのは、それを“定年後に突然始める”のは遅い ということです。
なぜなら、あなたの価値を理解してくれる人は、多くの場合 “会社の外” に存在しているからです。
実際、定年前の55歳くらいから社外での交流を増やす人ほど、定年後に顧問依頼が来たり、研修講師として声がかかるケースが増えています。「定年前からつながっていた縁」が、その後の働き方そのものを決めてくれるのです。
成功率を高めるのは“事業の買収”と“55歳からの社外交流”
飲食店や喫茶店を定年後に始めたいという人もいますが、角井はゼロからの開業は推奨していません。理由は明確です。
設備投資が高額
顧客ゼロからのスタート
黒字化までの期間が長い
これらを避ける最も合理的な方法が M&Aによる事業承継 です。
特におすすめなのは、「常連として通っていた店を、店主が高齢になったタイミングで小額で譲ってもらう」というケース。これは双方にメリットがありますし、そのまま“お客が続いてくれる”という強みもあります。
また、このときに気をつけたいのが 会社の買収ではなく、事業譲渡を選ぶこと。理由は、店主が忘れている“隠れ債務”を引き継がずに済むからです。
角井がリードしたM&Aは、すべて事業譲渡です。それ以外では、正直失敗しました。
安全に事業だけを承継できる、最も現実的な方法だといえます。
まとめ:プログレスクラブのような場が、定年後の未来につながる扉になる
結局のところ、定年後に成功する人の共通点は 「社外でのつながりがあるかどうか」。
プログレスクラブのように、情報交換会・交流会を頻繁に行う場に参加している人は、事業承継のチャンスにも出会いやすくなります。プログレスクラブ以外では、日本物流学会ビジネスセッション部会や日本ロジスティクスシステム協会もあります。

新規事業をゼロから立ち上げる時代は終わりつつあります。アメリカのように、すでに動いている事業を“引き継ぎ、育てる”という発想こそ、リスクが低く、成功率が高い。そしてそのチャンスは、多くの場合「社外の縁」からやってきます。
55歳を過ぎたら、未来のための準備はもう始まっています。最初の一歩は、小さくてもかまいません。あなたの“次のステージ”は、社外で誰と出会うかで大きく変わります。
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