Sheinについて、週刊新潮でコメント♪
- 角井亮一

- 11月22日
- 読了時間: 4分
中国発のファッション系ネット通販大手のSHEINについて、週刊新潮の方から取材を受けました。
角井自身、物流またはサプライチェーンにおいて、SHEINがどう進んでいるかという客観的情報を、ZARAと比べて、話をさせていただき、コメントが記事に記載されました。
Sheinを週刊新潮が取り上げたきっかけ
フランス・パリにある老舗百貨店の「BHV(ベー・アッシュ・ヴェー)マレ」に、Sheinがリアル店舗で出店しました。
このオープンには、数千人が並ぶほど盛況だったようですが、その傍らで、デモ隊と警官が多数いて、注目を集めました。デモでは、「セックスドールを売っているSHEINは恥を知れ!」を講義して、警察に逮捕されることがあったそうです。
フランス政府は、違法な商品(成人向け玩具や武器など)が販売されていたことを問題視し、フランス向けのECサイトの停止手続きにはいったという報道もあり、週刊新潮や日本経済新聞などが、Sheinの記事を書くきっかけになりました。
最終的に停止は見送られ、監視が続けられています。
Sheinって、すごいの?
Sheinは、2008年設立にもかかわらず、2022年には、売上は$29,000M(2.9兆円、ドル100円換算)、純利益$1,000M(1000億円、ドル100円換算)と巨大企業に成長しました。
また、時価総額は、$1000億と言われた時期もあり、それが事実なら、「ファーストリテイリング」や「H&M」の時価総額を超えていたことになります。
2012年ブランド「Shein」を立ち上げ、2021年の米国iOSダウンロード1位に(Amazon超え)を果たしました。
SheinのInstagram 2,945万フォロワー(2023年7月時点)で、一般的にインフルエンサーと言われるKOL(Key Opinion Leader)でなく、芸能人ほどフォロワーが居ない、どちらかというクラスでの人気者レベルの消費者に近いKOC(Key Opinion Consumer)を使っています。
アイテム数は、圧倒的で、毎日3000~5000点、2022/5/31の1日だけで25,077点を出し、1年で25,000点出すZARAを優に超えています。
Sheinの、物流/サプライチェーンのすごさ(圧倒的な製品化スピード)
いろんな方のコメントや情報は、記事に書かれています。
実際に、Sheinの製品を製造する村の杭州市番禺区「シーイン村」に行かれた東京大学大学院の阿古智子教授、ファッションジャーナリストの宮田理江氏、中国経済に詳しい千葉大学の高口康太客員教授、元産経新聞中国総局の福島香織氏などのコメントや情報があり、ぜひ、週刊新潮を、ぜひ、購入いただき、読んでください。
角井は話したのは、Shein(シェイン、シーイン)の、物流/サプライチェーンのすごさです。
彼らのすごさは、圧倒的な製品化スピードです。
デザインから生産まで14日(最短3日)です。ZARAは最短21日と言われていましたが、今では14日とも言われ、期間の短縮をしていますが、最短3日のSheinと比べると、差が際立ちます。
300〜400のコアサプライヤー、1000を超える協力サプライヤー (人口10万人のNancun Town南村镇、广州市)のサプライヤーネットワークを作り、MES(manufacturing execution system)*を無料で提供しています。MESは、材料、価格、チャット内容、サプライヤーの在庫も保存できる広範なシステムだと言われています。
さらに、支払いを30日で(一般的に90日が多い中で)行い、さらには、借り入れもできるということで、Sheinとの取引の魅力を作っています。
この製品化スピードを実現している工程は、以下の通りです。
サプライヤー所属のデザイナーが、Sheinのバイヤーに写真を送る
サンプルが出来たら、2,3回修正が入る
最初のオーダーが入ったら3日以内に納品。 (5日以上かかると取引停止の可能性)
追加注文は9日以内
ちなみに、過去、米国のサプライチェーン役員に直接口頭で聞いた、2018年当時、アメリカの物流センターは3箇所でした。
世界的には、下記のとおりです。
中国:2か所(広州佛山Foshan、南沙Nansha)
アメリカ:3か所(アイダホ、オレゴンポートランド、カリフォルニア)
ヨーロッパ:1か所(ベルギー)
インド:1か所
Sheinのこれから
SHEIN(シーイン)の創業者で、現在のCEOはクリス・シュー(Chris Xu、中国名:許仰天/Xu Yangtian)氏は、現在、シンガポール在住で、Sheinの本社もシンガポールに移っています。
上場を眼の前に、コンプライアンスを守るため、労働管理なども行っていますが、今回のフランス政府に今回のような対応をさせたのは、上場までは、少し遠のいたと思います。
ただ、世界でも日本でもSheinのファン、ユーザーは多いので、成長は続くと思います。
これからの展開に注目してください。
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