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米DoorDash、Instacartを約170億ドルで買収へ ネットスーパーの受託と配達網を一つに
2026年10月30日 18:12 公開
海外/米国
米フードデリバリー大手のDoorDashは10月29日、食品ネット販売の受託と配達を手がけるInstacart(Maplebear)を株主価値約170億ドルで買収することで最終合意したと発表した。買収価格は1株65.00ドルで、買収の報道が出る前の10月22日の終値に対して26%の上乗せとなり、対価の75%以上は現金。完了は2027年末から2028年上期を見込み、株主の承認や米国の独占禁止法の審査などが条件となる。Instacartは2,200以上の小売ブランド、約10万店舗と提携しており、DoorDashは小売との間で食品の独占契約は結ばないと明記した。米Grocery Diveによると、Instacartの7〜9月期の広告・その他の収入は3億3,100万ドルで、売上の約30%を占める。
発表元:DoorDash
発表日:2026年10月29日
#DoorDash #Instacart(Maplebear)

【記者の視点】
これは配達会社どうしの合併ではなく、自前で配達網を持てない中堅・地域スーパーに「ネットスーパーの機能一式」を外から供給する巨大な事業者の誕生だとみる。「独占契約はしない」「小売の自社サイトでも使える」と先回りして約束したのは、小売が顧客との接点とデータを手放すことへの警戒に応えるためと読む。売上の3割を占める広告収入が示すように、狙いは配達料よりも購買データを使った小売向けの広告にあると考える。日本のスーパーにとっても、論点は自前か外注かではなく、どの機能を外に出し何を手元に残すかの線引きに移るとみる。
【参考報道】
Grocery Dive:https://www.grocerydive.com/news/doordash-to-buy-instacart-for-17b/872978/
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