ウォーキングミーティングっていう言葉を聞いたことはありますか?
角井自身、昨年から、よくミーティングが散歩だったという話を聞くようになりました。
例えば、アメリカでミーティングアポを入れたら、1時間歩きながらだったというエピソードや、ビル・ゲイツとのインタビューが、山の中を歩きながらだったという話を聞いたりしていました。
たしかに、Netflix(ネットフリックス)での、ビル・ゲイツのドキュメンタリーでは、ビル・ゲイツとのインタビューは、自然の道を歩きながらでした。

1日1万歩でなく、1日1万2千歩を目標に
角井は、2023年から、1日1万2千歩を歩こうと歩き始め、2023年は、1年の平均で1日1万1458歩、2024年は、1日1万1797歩と、1万2千歩は下回りましたが、通常の人よりは歩いていると思います。
今書いている2025年は、1月2月の1日平均は、1月は、1日1万3537歩で、2月は、1日1万5270歩とハイペースで歩いています。
単純に、1万2千歩を目標にしたのは、1日1万歩歩くのは健康に良いという聞いたので、確実に超えるために2割ストレッチした目標にしただけです。
そういった中、この一冊が、書店でベストセラーになっていることを知り、手に取りました。
その本のタイトルは、
「歩く マジで人生が変わる習慣」池田光史著
です。
出版社は、角井がプロピッカーとして協力しているNewsPicksでした。
その書籍を読んで、学んだことをこちらに記載しようと思います。
まずは、スティーブ・ジョブズの話から。。。
スティーブ・ジョブズは、散歩魔
スティーブ・ジョブズは、散歩魔だったそうだ。
ウォルター・アイザックソン著の「スティーブ・ジョブズ」に
「大事な話をするときは、、長く歩きながら行うのがジョブズ流だった」
Taking a long walk was his preferred way to have a serious conversation.
という一節があります。
この伝記の中には、スティーブ・ジョブズが、友人のオラクル会長ラリー・エリクソンとビーチを散歩しているときに、公開買い付けでアップルを買収し、ジョブズをトップに据えるアイデアをラリーから持ちかけられたというエピソードがありました。
想像力の高い人は、歩く人が多いようですね。
角井が、歩きながら、または、走りながら、考えることを、以前から勧めていました。
その理由は、2つあります。
アイデアがたくさん出てくる
ポジティブな結論が出る
ので、座りながらでなく、歩いたり、走ったりしながら、考えることを推奨していました。
ウォーキングミーティング
スティーブ・ジョブズだけではありません。
フェイスブックを作った、マーク・ザッカーバーグ。現在はMETA(メタ)を経営する彼は、歩きながら会議をするそうです。
彼は、本社屋上の12.6エーカー(5.1ヘクタール、東京ドームは4.6ヘクタール)に、木々が茂る歩道を作ったそうです。
ウォーキング・ミーティングは、Appleを創業したスティーブ・ジョズや、Facebookを始めたマーク・ザッカーバーグだけでなく、Twitter(現在、X)共同創業者のジャック・ドーシーといった著名起業家に加え、元米国大統領のバラク・オバマ氏も実践しています。
こういった実験も、「歩く マジで人生が変わる習慣」に紹介されていました。
スタンフォード大学で、歩きながらのアイデア出しと、座りながらのアイデア出しでは、歩きながらのほうが60%高かったというテストがあります。
単純に、1万歩歩くと健康になるというフワッとした通説だけでなく、様々な仕事の能力を増す効果があることを知り、これは、いろんな人に伝えないといけないと思いました。
さらに、仕事能力が増すだけでは、ありません。
なんと、近年の高齢化で、社会課題になっている「認知症」の抑制にもつながっているというのです。
認知症が減り、脳が大きくなるウォーキング
「歩く マジで人生が変わる習慣」の第2章の「Step 2 身体のこと 〜ホモ・セデンタリウス 座る人類〜」の中に、
歩くことの5つの効果
が書かれています。
その5つは、
①歩くと、血糖値や血圧が下がる
②歩くと、長生きする
③歩くと、がんや心疾患リスクが下がる
④歩くと、不眠が改善し、ストレスも減る
⑤歩くと、脳卒中リスクが下がる
ということです。
単純に、1万歩歩くと健康になるというフワッとした通説だけでなく、様々な身体的効果があることを知り、これは、いろんな人に伝えないといけないと思いました。
2つの実験を紹介します。
1つ目は、認知症についてです。
スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン医師は、2つのグループに分け、一方は週に3回のウォーキングを行い、もう一方は(心拍数を上げないレベルで)ストレッチやヨガを行った実験を行いました。
そうすると、週3回15分歩いたグループの「認知症」発症率が40%減ったそうです。
また、アンデシュ・ハンセン医師は、こういうことも言っています。週3回、30分以上の「ランニング」が、抗うつ薬と同じ効果があるというのです。
また、2つ目は、脳の大きさについてです。歩くと脳が大きくなるというのです。
記憶を担当する脳の「海馬」は、歳を重ねるごとに、毎年1%ずつ小さくなるそうです。
55〜80歳の人で、ストレッチするグループとウォーキングするグループに分けて海馬がどうなるかという調査がありました。(詳細は、「歩く マジで人生が変わる習慣」)
ストレッチのグループは、1.4%小さくなったのに対し、ウォーキンググループは2%大きくなったそうです。
『歩く マジで人生が変わる習慣』の読み方
実は、この本は、発売8日で3刷・1.5万部突破したベストセラーです。
この書籍は、最後は、靴の大事さを伝えています。
ウォーキングの重要さだけ理解した人は、第3章までは必ず読んでください。
次に、ロングウォークをしたい(してる)人や、足に大小問わず障害を抱えている人は、最後まで読んでください。
ぜひ、買ってお読みください☆彡
オススメです!

『歩く マジで人生が変わる習慣』
池田光史著
アマゾンで買う→ https://amzn.asia/d/hSKI6wg
偉人:ニーチェもベートーヴェンもザッカーバーグも「歩きまくっている」
脳:歩くと脳が若返る
健康:「座りっぱなし」の害はタバコ並
都市:米国では2%の「歩きやすい街」がGDPの20%を生む
靴:あなたが「今はいている靴」がひざや腰を痛める
ビジネス:「自然な形の靴」が世界中で大ブーム
働き方:「散歩ミーティング」で生産性も人間関係も向上
身体:週3回15分歩くと「認知症」発症率が40%減
精神:人間の幸福は「肉体の実感」から始まる
目次
はじめに
Step 1 脳のこと 〜歩くとアイデアが降ってくる〜
ジョブズもザッカーバーグもよく歩く
偉人たちは気づいてた
歩くと脳は大きくなるスタンフォードの「歩く実験」
歩行とクリエイティビティの関係
ウォーキングミーティングという方法
脳をリラックスさせる
コラム 創造性を高める習慣
Step 2 身体のこと 〜ホモ・セデンタリウス 座る人類〜
歩くことの5つの効果
①歩くと、血糖値や血圧が下がる
②歩くと、長生きする
③歩くと、がんや心疾患リスクが下がる
④歩くと、不眠が改善し、ストレスも減る
⑤歩くと、脳卒中リスクが下がるアップルウォッチで強調されたこと
睡眠より長い「座る時間」
ホモ・セデンタリウス
コラム 健康を保つ習慣
Step 3 街のこと 〜都市化という人体実験〜
世界各国の歩数ランキング
「活動格差」という新概念
歩きやすい街ランキング
歩く先進国だった日本
・
・
・
・
Comments