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日本郵便トラックなど「事業許可取り消し」へ(フジテレビ「サン!シャイン」でコメント )

更新日:6月10日


2025/06/06、フジテレビ「サン!シャイン」 で、日本郵便の事業許可取り消しに関して、コメントを出しました!

この問題は、2024年問題のドライバー不足もあるため、今後、メディアに取り上げられることも増えると思います。


「日本郵便の事業許可取り消し」への角井コメント

フジテレビ サン!シャイン 日本郵便トラックなど「事業許可取り消し」へ

角井は、下記のコメントを出しました。

トラックの事業許可を取り消すだけなら 子会社などに業務委託できるため影響は小さいか 軽自動車も使用停止となると大きな支障が出る

トラック2500台は、大口顧客への集荷や、大型郵便局から配達郵便局への輸送に使われています。すべてを自社で行っているわけでなく、外注・委託をしていたりしますし、この輸送を外注することで、ほぼクリアすることは可能です。

ただし、この外注によって、コストアップの可能性も高いですし、オペレーションに慣れるまで、品質問題が出るかもしれません。


宅配・郵便料金の値上げや到着遅れの恐れ

また、軽自動車3万2000台も使用停止になると、多大な影響が出てきます。

過去、日本通運がペリカン便を日本郵便に事業譲渡したように、日本郵便が宅配事業から撤退して、他社に宅配事業を譲渡するなどの可能性もあります。

もし、日本郵便が宅配ができなくなると、例えば、多くの人が使うメルカリで配送料が大きく値上げになる可能性があります。現在、日本郵便とヤマト運輸で発送ができますが、2社あることで、競争で料金が抑えられています。それが、1社だけになると、無理に値下げする必要がなくなるので、値上げ(ヤマト運輸にとっては適正運賃設定)となります。


また、郵便物の物流と、宅配の物流は、都市部と地方でいろいろなパターンはありますが、完全に別れているわけでもないので、郵便物が運べず、遅配に発生すると思います。



点呼に関するジレンマ

フジテレビ サン!シャイン 日本郵便トラックなど「事業許可取り消し」へ

ここに書かれている「やっぱりもう代わりの人間がいないから、言い出せない状況ありましたよね」という郵便局の元配達員のコメントが、点呼のジレンマを表しています。


2024年5月、大型トラックで、首都高速の渋滞に時速80キロで突っ込み、6人が死傷した大惨事を覚えているでしょうか?

このドライバーが、裁判でこう発言しています。

「38度の発熱があったが、  運送会社に借金があり  迷惑をかけたくないという理由で運転」

点呼は義務付けられています。

トラックドライバーさんも、点呼する運行管理者(国家資格)も、安全運転が出来る健康状態でないと運転してはいけないことを、当然知っています。


でも、代わりの運転手が居ないということで、ドライバーさんも無理に運転したり、運行管理者も分かっていながら運転させたりすることがあるのは、容易に想像できます。


トラックはテロにも使われるように殺傷能力が高い乗り物です。

10秒の居眠り運転で多くの人が死んでしまう可能性があります。なので、厳格な点呼が求められます。


「安全のための厳しい点呼」vs「運ぶための緩い点呼」というジレンマがあります。


結論、トラックドライバーさんが増えるように、給与アップなどの待遇改善および運賃アップが不可欠だと言えます。



放送概要

番組名:フジテレビ「サン!シャイン」

放送日:2025/06/06金曜

テーマ:日本郵便トラックなど「事業許可取り消し」へ




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